インプラントには興味があるけど手術が怖いと思ってあきらめていませんか?
ここでは、あなたが悩んでいる痛みについてご説明いたします。

手術等の痛みについて

「気づいたら終わってる」というような感覚

インプラント手術は、通常、身体への負担の多きい全身麻酔ではなく局所麻酔で行います。もちろん手術中は痛みを感じることはありません。しかし、局所麻酔なので歯を削ったり、抜いたりする時のように意識がはっきりとしていて手術中の物音や会話が全て聞こえてしまい、緊張や不安を感じる場合があります。緊張や不安は心身に大きなストレスをもたらし、場合によってはパニックになったり、呼吸・血圧・脈拍等に影響を与えてしまいます。そこで全身麻酔に近いにも関わらず身体に負担の少ない、静脈内鎮静法という方法を併用します。この静脈内鎮静法という麻酔の方法により患者様はうとうとした状態になり緊張や不安を感じないまま手術を終える事が出来ます。この方法を利用した患者様のほとんどが眠るような感じで「気づいたら終わってる」というような感想をお持ちです。静脈内鎮静法により快適、より安全に手術を受けていただくことができます。もちろん副作用や後遺症などありませんのでその点を考えてもメリットの多い方法です。

静脈内鎮静法について

静脈内鎮静法とは、手術や歯科治療に伴う苦痛や不安を取り除くために行う方法です。ただし、意識はありますから全身麻酔とは違います。静脈内鎮静法は点滴をしながら静脈より安定剤を投与する方法で、ほぼ眠っている状態でリラックスして歯科治療を受けられるため、痛みや緊張による血圧の急激な上昇やショックなどを予防することができます。また、静脈内鎮静法を行っている間は、専門の麻酔医がモニタリング下にて、心電図、血圧、心拍数、血中酸素飽和濃度などの確認を行って、全身の状態の管理を行います。

手術時間と入院について

入院は必要ありません

骨の再生治療を行った場合でも入院は不要です。インプラントの埋入手術だけであれば、30分程度、骨の再生治療をあわせて行った場合でも1時間から1時間半で完了します。多数のインプラントを埋入する場合には2時間以上かかることがあります。麻酔が残っている場合には、少しお休みになってからお帰りになることをお勧めしていますが、ご来院からお帰りまで2時間から3時間程度です。二回法の二次手術は約30分くらいです。

麻酔について

麻酔を使用するに当たっての注意点

当日朝の食事制限等はありませんが、傷口の早期回復のための注意点があります。

  • 手術日前後の飲酒は控えてください。
  • 手術前後の喫煙は控えてください。(できれば手術前後2週間は禁煙)
  • 睡眠を十分に取り、体を休めてください。
  • 傷口がふさがるまでは食べたものが直接当たらないようにしてください。
  • 抗生物質を必ず服用し、十分な睡眠を取ってください。

手術後の腫れについて

手術後どのくらい腫れてしまうのでしょうか

埋入したインプラントの本数が少ない場合や骨増生を行わない場合は、殆ど腫れません。ただしインプラントの本数が多い場合や、骨を増やす処置を行った場合は腫れが出てしまいます。腫れは手術後二日目がピークで、後は段々と落ち着いていき、約一週間後には腫れは元に戻っていきます。また手術後の腫れは身体の自然な反応ですので心配される必要はありません。